写真/JAMK University of Applied Sciences の Head Office(メイン校舎)
学校/学べる内容
2つ目の学校見学はフィンランド中部の街、ユヴァスキュラ。フィンランド国内にある大学のうち、英語でビジネス系の学科(学士)の講義が行われる数少ない学校だ。
英語で受講できる学士は以下の通り。
Music and Media Management
Facility Management
International Business
Nursing
Logistics Engineering
学科詳細/Music and Media Management
僕はこの中のMusic and Media Managemaentに興味を持っている。学べることを要約すると、『音楽イベントや音楽業界を題材に、メディアを活用しての事業プラン、イベントプロデュース、プロモーションを行いビジネスを創出する』、ということらしい。学科概要を読む限りでは決して楽器の演奏や経験が問われるものでないようだが、自分の理解力(英語力)で本当にその解釈で合っているのか不安が残る。
http://www.jamk.fi/english/education/musicandmediamanagement
入学試験
ハードルがかなり高そうだ。
・音楽業界に着いてまとめられたエッセイを読解し、意見を述べる(英文で作成)
・MusicもしくはMediaに関係する自分のPortfolio(個人の作品集)を提出
・IELTS score academic level 6.0 またはTOEFL score 213 computer-based
(以上の入試要項ページは、学科募集期間の終了により現在は閲覧できない)
試験会場
フィンランドか中国のどちらかを選べとある。(タンペレ大学の場合、日本国内で申請と入学審査の手続きがすべて完了するが、この学校は違う)
http://www.jamk.fi/english/education/howtoapply/entranceexaminations
学校見学の予約
事前予約を入れて学校を見に行こうと、日本にいた時からコンタクト(メール)をとってみたがまったく返事がなかった。というか、他のどの大学に問い合せてもすべて返信なし。こんなのでフィンランドの大学を目指すの大丈夫か?と心配になったが、後で調べてみると、ちょうど学休期間だったようだ。(にしても後で返事がほしいところ)
郊外すぎて2時間近く歩くはめに
で、実際に大学を見つけるのも一苦労。タクシーで行けばすぐだったんだけど、周辺環境も見たくて歩いていくことに。30分ぐらいで行けるはずが、到着まで2時間弱かかってしまった。なんせ校舎が3つも4つもあるので、どれに行けばいいか解らない。公式サイトにもその記載なし。
写真/大学を探して歩く夫婦ふたり。建物名の表示はあるが、すべてフィンランド語なので判断がつかない
写真/進めば進むほど建物がまばらな郊外に
親切な大学生に助けてもらった
「Do you need help?」と声をかけられたのは、JAMKの校舎入口をじーっと見て「ここで合ってるんだろうか…?」と迷っていた時だった。その大学生は(見た感じ)18才ぐらい、金髪の白人でたぶん現地育ちのフィンランド人だ。フィンランドで困った顔をしてると、こんな風にちょくちょく声をかけられることが多い(僕の地顔が困り顔なのだろうか)。
彼女は校舎に入っていこうとして、たままた僕が何か探している風だったから声をかけてみたとのこと。こっちも「すごく助かる!」ということで「学校見学に来ていて、Head OfficeでAdmmision(入学手続担当)の人に会いたいと思ってる」ということを伝えた。そうすると、たぶんここ、という話で地図で行き方を示してくれた。さらに、「念のために確認してあげるわね」と校舎の中の適当な先生を捕まえて、入学担当者の部署があるかどうかの確認もとってくれた。
すばらしい。僕よりたぶん10才以上若いのに、英語はペラペラだし、受け答えは完璧。そして美人。音楽学科でフルートを学んでいると言っていたかな。あんな子がいっぱいの学校なら、毎日楽しいんじゃない!?というような事を言っていると、ヨメに冷たい目でにらまれた。
到着。なんだか「専門学校っぽい」
写真/JAMK University of Applied Sciences の校門 (sign board)
その「専門学校」っぽいというバッチリな写真が無いのだが、色んなものを総合してみるとなんだか専門学校っぽい。それもそのはず、この学校はUniversityと学校名に入っているが、分類としてはPolyTechnics(専門大学校)に入る。内容も大学のように理論と研究寄りではなく、実践寄りだ。
学士の学科名からも具体的で実践的な事柄が多いのがうかがい知れる。「Modern Art」とか「Design」というような、大きなくくり名称だけでの学科は存在しない。
雰囲気重視?
ちょっと不安なのが、本質より、雰囲気重視な空気を感じるところだ。学科のひとつ、「Logistics Engneering」のページでは、生徒がフォークリフトに載っているシーンがあるのだけど、それは学科のコアでは無いはず。むしろ、在庫管理システムの構築や、倉庫内の生産性向上とかがコアになるはず。なのにフォークリフトに乗ってるとこがメイン画像だなんて。僕の興味がある学科がMedia Magagmentなだけに、Mediaをちゃんと使いこなせてないところが気になった。
あと、学校紹介パンフやWebに感嘆符(コレね→「!」)が多いのが目立つ。「!」を付けることで、インパクトが増すとでも思ってるんだろうか。これも僕の思い違いで、いい学校だといいんだけど。
入学オフィスの担当者に質問
メインの校舎に入ってからは案外簡単にコトが進んだ。中央案内所で担当者名を探してもらい、すぐオフィスに通してもらう。僕が疑問に思っていたことは質問してすべてクリアになった。
・僕は日本の専門学校卒だが入学資格はあるか?
・International Baccalaureateという資格が必要と記載があるが、これは必要か?
・僕はMusicのEducational Backgraoudが無いが入学資格として問題ないか?
・試験はどこで行われるか?
・この学科の卒業生はどんな仕事についているか?
・フィンランドの、ここユヴァスキュラでの生活費はどれぐらいか?
JAMK University of Applied Sciences
http://www.jamk.fi/english/
Music and Media Management、面白そうだな。
返信削除お、じゃ一緒に行く!?
返信削除今の仕事辞めて家族連れて(笑)
まぁ、それは冗談として、授業料は無料、生活費さえ用意できれば行けるから
他国の留学より敷居は低いと思うよ。
もう十年若ければw
返信削除フィンランドの教育はすぐれてるみたいやね。