2011/07/04
Finlandの大学を目指す
写真/University of Jyväskyläのエントランスラウンジ
その国をよく知るには、言葉と文化をよく知ることから。
この自然な(?)流れから、その国の大学に行ったほうがいいなと思うようになりました。
なんの前準備もなく、すぐフィンランドで働けるなら、そりゃあソレが一番いいですよ。でも万一仕事が見つかっても、言葉や考え方、その国の基本的なルールがわかってないとすぐ壁にぶつかってしまうしね。
現状の整理も兼ねて、5月に調べて・実際に見てきたことをまとめてみました。
フィンランドの教育制度
日本同様に高校を卒業していれば入学資格があります。これは外国人も同じ条件。(日本やフィンランドと異なる教育システムの国から来る場合はInternational Baccalaureateが必要な場合あり)
Universityに関しては以下の学位が存在。
大学(学士/Bachelor’s Degree) 3~4年間
大学院(修士/Master's Degree) 2年間
大学院 博士課程(doctoral degree)2~5年程度
違いとしては、学士取得に必ずしも4年間必須としていない事と、大学と大学院の線引きがあまりなく、研究を続け、大学院に籍をおきながら働いている人もいるそう。
Polytechnics と Polytechnics Degrees
Universityと並列に、Polytechnicsというものも存在、日本語で言うと「技術専門大学」とか「応用科技大学」といったとこでしょうか。大学院に相当するものとしてはPolytechnics Degreesというものがあり、さらに上位過程としてはPolytechnics post-graduate Degree(技術専門大学研修生)というものまであるらしい。
このPolytechnicsに関しては制度や特色をまだまだリサーチ中。
University と Polytechnicsの違い
この事をはっきり明記している文献にまだ出会ったことはない。ちなみに、僕がいま務めている会社になんとフィンランド人がいるので聞いてみたところ
・Universityは理論や研究
・Polytechnicsは実践的で各職種に必要なスキルが学べる
ということらしい。たとえば、次世代の携帯や通信の技師になりたければPolytechnicsに、その通信システムのさらに次世代版自体を構想したり、地域に配備するような構想が好きならUniversityに。、と言ったところだろうか。
これはデザインを例にとっても同じ。実践的で手に職を目指した商業デザイナーを目指すか、デザインの概念や分野ごと新しく構想したり体現するか。そんな感じだ。
外国人のためのフィンランド留学についてはフィンランド政府運営のStudy in Finlandで情報が得られる。(交換・正規留学ともに)
大学・大学院・Polytechnicsへの出願についてはStudy in Finland内のここに詳しく載っている。
授業料
フィンランドは少し前までフィンランド人も外国人もすべて無料で受講できたが、現在では修士(大学院)に限って、EU圏外の外国人には授業料課金を始めたそうだ。(一部大学が試験的に。全大学ではない)
うーむ、これはアセる。制度変更で全て有料になってしまわんうちに早く渡航せねば…。
フィンランドの大学制度・授業料について、日本語で詳しく述べられてるwebとしてはフィンランド発!留学カウンセラー日記等がある。フィンランドで代表的な大学の特色が大いに参考になった。
次回は、5月に実際に見てきたフィンランドの各大学の様子を書こうと思う。
ラベル:
education,
Finland,
Polytechnics,
University,
フィンランド,
教育,
大学,
大学院,
留学
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿